浸かる
浸かることに、目的はない。
湯は何も足さず、何も速めない。ただ体温をわずかに超える温度が、時間の流れ方を変える。
古く、湯治は七日を一廻りと数えた。効能は約束されず、日数だけが定められていた。
漢方には瞑眩という語がある——薬、瞑眩せずんば、その疾癒えず。
当社の遊びも、同じ仕立てである。数日を要し、のぼせを含み、何の役にも立たない。
上がったあと、世界の温度がすこし違って感じられる。それ以上のことは約束しない。
浸かることに、目的はない。
湯は何も足さず、何も速めない。ただ体温をわずかに超える温度が、時間の流れ方を変える。
古く、湯治は七日を一廻りと数えた。効能は約束されず、日数だけが定められていた。
漢方には瞑眩という語がある——薬、瞑眩せずんば、その疾癒えず。
当社の遊びも、同じ仕立てである。数日を要し、のぼせを含み、何の役にも立たない。
上がったあと、世界の温度がすこし違って感じられる。それ以上のことは約束しない。